ファイルレスマルウエア
ファイルレスマルウエア(英:fileless malware)とは、WindowsOSなどに正規プログラムとしてインストールされているPowerShellやWMI(Windows Management Instrumention)などをして、他の端末に対し悪意のある攻撃をおこなうこと。ファイルレスマルウエアと呼ばれているが、実際の攻撃手法を見ると”ファイルレス攻撃”と呼ぶのが正しいとも言われている。
ファイルレスマルウエア(ファイルレス攻撃)の多くは、ソーシャルエンジニアリングやフィッシングメールなどに悪意のあるスクリプトを仕込んだファイルを送信し、ターゲットとなるユーザーにファイルを実行させることが起点となる。これにより、前述したPowerShellやWMIなどの操作が可能になり、不正なプログラムのダウンロード、実行、データの窃取、消去などの不正な行為が行われる。ファイルレスマルウエア(ファイルレス攻撃)は、OS標準のツールを使用することから、アンチウイルスソフトウエアなどに検知にくいと言われている。
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