システム開発とは?企画から開発までの基本的な流れをわかりやすく解説 ~システム開発における注意点

この記事はこんな人向け

  • システム開発を発注する際の注意点を知りたい
  • システム開発プロジェクト進行の注意点ついて知りたい
  • システム開発に必要な事を知りたい
  • システム開発全般についての注意点について知りたい

「システム開発とは?企画から開発までの基本的な流れをわかりやすく解説」、7回にわたりシステム開発プロジェクトがどのような工程を経て完成・リリースに至るのかをご紹介してきました。最終回である第7回目は、「システム開発における注意点」です。

システム開発プロジェクトで開発するシステム・アプリも、プロジェクトの進め方も千差万別ではありますが、共通して注意を払わなければならないポイントがいくつか存在します。

システム開発プロジェクトが炎上し、前にも後ろにも進まなくなってしまわない為にも、システム開発プロジェクトをスタートする前に是非チェックしてみてください。

曖昧な要件定義は、失敗とトラブルの元

要件定義の重要性は、第1回目の「システム開発とは?企画から開発までの基本的な流れをわかりやすく解説」の回でご紹介させて頂きましたが、発注者や利用者からの要望を受け、どんなシステムを開発するのかを要件定義フェーズで明確且つ具体的に定める必要があります。

要件定義は、プロジェクトの起点となり、これから始める様々な設計に影響するものですので、要件定義を担当者は、とても重要な作業と理解する必要があります。

システム開発プロジェクトでよくある話ですが、要件定義の意味を理解せずなんとなく進めてしまったことによってシステム開発プロジェクトが大炎上したという話をよく耳にします。

要件定義を軽視した結果・・・

要件定義を軽視したシステム開発プロジェクトで起きた事例をひとつ例にあげてご紹介します。

このシステム開発プロジェクトでは、要件定義を請け負い担当するXXX、設計と開発を請け負うZZZといった体制で進めることになったシステム開発プロジェクトでした。

毎週一回定例会議を開催することが決まり、XXX社が要件定義を進めことになりました。

しかし、1か月経過しても、2か月経過しても要件定義の形が見えてきません。ZZZは何度も状況確認を行いますが、発注元であるエンドユーザーからの要望と中途半端なワイヤーフレームだけが共有されるだけで、まったく要件がまとまりません。。

半年以上が経過し、「要件定義がほぼほぼ?完了しました」と共有されたのが、

  • 発注者(エンドユーザー)との会話のメモ
  • 完成度30%未満のワイヤーフレームと画面遷移図?

でした。

何を開発するのか?すらわからい状態では設計も開発も行うことはできません。。

結局最後は、予算がない、(要件定義できる)人材がいない。ということで、ZZZが発注してもらった範疇外ですが、無償で要件定義を行うことになりました。。。


システム開発プロジェクトを進める上で重要なこと

システム開発プロジェクトを進める上で重要なこと。

それは、要件定義ができる人材が、発注者の要望・課題・問題をヒアリングし、システム全体を見据えながら、要件まとめ、定義することです。

テストの重要性

アプリやシステム開発する上で、要件定義がとても重要だとご紹介しましたが、もうひとつ重要なポイントが「テスト」です。

システム開発プロジェクトにおける「テスト」については、「システム開発とは?企画から開発までの基本的な流れをわかりやすく解説 ~テスト」の記事でご紹介させて頂いていますので、詳細は割愛しますが、テストでは、開発した機能の仕様の確認だけではなく、システムの品質、セキュリティ等様々なことに関わるのがテストです。

そんなテストですが、誰でも彼でもテストを唯々行えばいいという訳ではありません。

一部では、UI(画面)の操作だけを行うテストだけを行いテストの専門企業を標ぼうする会社などもあるようですが、UIの操作だけではなくシステムの仕様・構成・開発言語への深い理解テスト設計を行う際の広い視野・知見ソースコードを読み・理解し、ソースコードの中の誤りを指摘できるなどのスキルが必要になるのが、システム開発プロジェクトにおける「テスト」工程です。

システム開発プロジェクトで成功を収める為に、円熟した「テスト」の知識・ノウハウは欠かすことのできない重要なポイントとなるのです。

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