フォールバックパターンとは

フォールバックパターンとは、ソフトウェアのレジリエンスパターンの一つであり、システムやアプリケーションの一部に障害が発生した場合に、代替となる処理やサービスに切り替えることで、システム全体の停止を防ぎ、継続的なサービス提供を可能にするための設計手法です。

フォールバックの概念

フォールバックとは、元の処理やサービスが利用できなくなった場合に、代替となる処理やサービスに切り替えることを指します。フォールバックパターンは、この概念をシステム設計に適用し、障害発生時でもシステム全体の機能を維持できるようにします。

フォールバックパターンの仕組み

フォールバックパターンでは、主要な処理やサービスが利用できなくなった場合に、事前に用意された代替の処理やサービスに切り替えます。この代替処理やサービスは、主要なものと同等の機能を持つ場合もあれば、一部機能を制限した簡易的なものである場合もあります。

フォールバックパターンの種類

フォールバックパターンには、様々な種類がありますが、代表的なものを以下に紹介します。

  • 代替処理: 主要な処理が失敗した場合に、代替となる処理を実行します。
  • 代替サービス: 主要なサービスが利用できなくなった場合に、代替となるサービスに切り替えます。
  • キャッシュ: よく利用するデータをキャッシュしておき、障害発生時にキャッシュからデータを取得します。
  • デフォルト値: 障害発生時に、事前に設定されたデフォルト値を返します。

フォールバックパターンは、システムやアプリケーションの可用性と信頼性を高めるために有効な設計手法です。適切に実装することで、障害発生時でもシステム全体への影響を最小限に抑え、安定したサービス提供を実現することができます。

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