2024年に向けてチェックしておきたいトレンド
2023年も残すところあと2か月と少しとなりました。ここで一度2023年を振り返り、あと少しの時間で迎えることになる2024年に動いていくだろう最新のITトレンドについてご紹介します。
2023ITトレンドを振り返って
専門の調査会社の発表によると、2023年は日本全体の企業のIT投資額は約28兆5千億円に達し、前年度比5%弱の成長をしたとあります。その中でも最も成長率が高かったのは銀行を中心とした金融業界で、次に小売業界におけるIT投資が進んだと発表されています。
その背景には、店舗の統廃合、デジタルシフトへの対応、キャッシュレスなどの社会的な変化に対応する為の投資が増えたことが投資が増えた要因となったとのこと。日本社会でもデジタル化が大きく加速された一年となりました。
2024気になるITトレンド
生成AI Generation AI
2023年で最も大きな話題を呼んだのは2022年11月にプロトタイプとして公開されたChatGPTを中心とした生成AIサービスでした。
調査会社の発表によると生成AIの市場規模は今度5年間で年平均約200%近い割合で伸長し、2027年には約800億円規模の市場になるとの予想もでており、2024年も注目度は高く、多くの企業でも生成AIを自社の既存事業に付加して、事業の加速度的な成長を狙おうという動きがでてくることが予想されます。
生成AIは、文章の生成だけでなく、要約・検索の他、様々な業務やサービスへの利用が日常生活で当たり前に利用され、徐々に日常生活の一部をとってかわる存在になると言われています。
その反面、利用のコストや精度、セキュリティ、ガバナンス、倫理などについての課題も同時に検討する必要がありますので、導入における調査、事業やサービスの設計について慎重な検討が必要なります。
サイバーレジリエンス Cyber Resilience
サイバーレジリエンスとは、システムに対し、正常な稼働を阻害する通信やサイバーアタックなどのマイナスとなる条件下において、それらに耐え、障害が発生した場合、そこから回復し、適応する能力のことです。
2023年10月10日に発生した某銀行ネットワークの障害によって、多くの銀行で振込ができないなどの大規模障害が発生しましたが、このような障害に対する耐障害性とこれまでの障害対策やセキュリティ対策を超えた回復力をもつテクノロジーソリューションが今後のトレンドになる可能性があります。
クリーンテック Clean Tech
クリーンテックは多くのファンドが投資商品を開発し、多くの投資家から注目を集める将来的に大きく業界が膨らむだろう期待値の高いビジネスです。
クリーンテックをネクストGAFAと表現するメディアも現れてきたことを考えると、相当に期待値の高いビジネスであることがわかります。
一般的にはクリーンテックが認知度も高くないことから、具体的なビジネスをイメージしにくいのですが、「スマートエネルギー」やEVやハイブリッド車などの「低炭素輸送」などでエネルギーの使用をもっと効率化する商品やサービスがそれにあたります。
EUが中心となって動いている低炭素社会へのシフトを促そうという動きに連動しているという側面もあり、クリーンテック分野においてはドイツやオランダといった欧州諸国がクリーンテックの先進国ともいわれています。
IT分野ではクリーンテックに関連するサービスを中心としたサービスの開発に注目が注がれており、クリーンテックは、2024年のトレンドとして浮上する可能性が高いと考えています。
まとめ
今回は2024年にかけて、ITのトレンドになるだろうキーワードを3つ取り上げてご紹介致しました。この他にも、量子コンピューティングやITアウトソーシング、ARなどビジネスを加速させる為に今後必要不可欠となるキーワードが山のようにありますが、これらのキーワードは順次ご紹介できればと考えています
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