Fermi.ai(フェルミ.ai)とは?

AIを活用した教育プラットフォームを提供するシンガポール本拠のスタートアップ企業のFermi.ai(フェルミ.ai)が話題になっていましたので、今回は、Fermi.ai(フェルミ.ai)についてまとめてみます。
では、さっそくはじめていきましょう!
Fermi.ai(フェルミ.ai)とは?
Fermi.ai は、AIを活用した教育プラットフォームを提供するシンガポール本拠のスタートアップ企業で、主に 高校生向けの STEM(数学・物理・化学など)教育 の学習支援を目的としたスタートアップ企業です。
誤解の無いように補足しておきますが、”主に高校生向け”としていますが、詳しくは、8年生から12年生(日本で言うと中学2年〜高校3年相当)を対象しています。
本社拠点は、シンガポールで、インド、アメリカ合衆国にも子会社を展開しています。
創業者チームと背景
Fermi.ai は、元 Google / Airbnb / Flipkart CTO(最高技術責任者)であったPeeyush Ranjan(ピーウシュ・ランジャン)とMyntra(インド大手ファッションEC)の共同創業者であるMukesh Bansal(ムケシュ・バンサル)によって設立されたと公表しています。
次のような経験豊富なメンバーによって設立されました。
- Peeyush Ranjan(ピーウシュ・ランジャン)
- 元 GoogleとAirbnbの「GM & VP」、FlipkartではCTO
- CEO的ポジションとしてプロダクト戦略をリード
- Mukesh Bansal(ムケシュ・バンサル)
- Myntra(インド大手ファッションEC)の共同創業者としても著名
- Meraki Labs(ベンチャースタジオ)のパートナーとして支援
また、スタートアップ自体は、Meraki Labs エコシステムからスピンアウトした形で立ち上がっています。
プロダクトと技術の特徴
Fermi.ai の教育プラットフォームは、大きく次のような特徴を持っています。
AIチュータリング(AI講師機能)
AIチュータリング(AI講師機能)とは、ただ答えを出すのではなく、「どう考えたか?」を分析し、生徒を導くAIのことで、生徒の誤答や思考の弱点を検出し、適切なヒントをリアルタイムで提示する機能を提供しています。
(例:どこで論理が崩れたか指摘し、次のステップを提案)
「生徒主体」のインターフェイス
スタイラス(ペン)対応のキャンバスで、手書きの式・図をそのまま入力が可能で、実際の手書き学習に近い体験を提供しています。
高度な学習分析ツール
生徒の解き方・思考過程を追跡 し、教師向けの分析ダッシュボードにも活用し、学習しながら教師がどこでつまずいているかを可視化しています。
学習効果とパイロットデータ
公開前に実施されたパイロット(約3か月、79人の学生参加)では次のような結果が報告されています。
- 初期スコアが低かった学生(2/10)が 平均6.7前後まで向上
- 問題への継続的な取り組みによって 総合的なマスタリー(理解度)スコアが増加
これは、「AIが答えを教える」のではなく、思考プロセスを鍛えるアプローチの成果とされています。
サービスの位置づけと戦略
Fermi.ai は、単なる AI自動回答ツール(例: ChatGPTベースの宿題回答) とは異なり、次のような位置づけを目指しているようです。
- 学習支援と理解促進にフォーカス
→ 生徒が思考するプロセスを支える設計 - 教師との協力を意識した分析機能
→ 教室での補助ツールとしての位置づけ - 将来的な拡張分野: AP、IB、JEE などグローバル教育カリキュラムへの対応や新科目の追加可能性も語られている(研究段階)
収益モデルと資金調達
2026年1月23日に正式ローンチされたFermi.aiですが、現在は完全無料の公開ベータ版として提供しています。
将来の収益モデルは、現在計画段階で、おそらくはサブスクリプション型で段階的な利用量制限とトップアップオプションを含む料金体系を検討中と噂されています。
外部資金調達については 現時点(2026年1月)では実施なしとして公表されており、Meraki Labs がシード支援として資金提供を行っている段階のようです。
一方で噂レベルではありますが、価格設定とGo-to-Market戦略が確定した段階で外部資金調達の検討すると報じているメディアもありました。
まとめ
Fermi.aiは現時点では完全無料で利用可能です。
将来的にはサブスクリプション型の料金体系を導入予定とされおり、具体的な価格は未定ですが、インド市場では競争力のある価格、米国市場では成果に見合った価格設定を目指しているとのことです。
いずれにせよ、新進気鋭のエドテックサービスとして今最も注目されているスタートアップ企業ですので、今後も注視しておくべきでしょう。
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この記事を書いた人

株式会社APPSWINGBY マーケティング
APPSWINGBY(アップスイングバイ)は、アプリケーション開発事業を通して、お客様のビジネスの加速に貢献することを目指すITソリューションを提供する会社です。
ご支援業種
情報・通信、医療、製造、金融(銀行・証券・保険・決済)、メディア、流通・EC・運輸 など多数

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監修

株式会社APPSWINGBY CTO 川嶋秀一
動画系スタートアップや東証プライム上場企業のR&D部門を経て、2019年5月より株式会社APPSWINGBY 取締役兼CTO。
Webシステム開発からアプリ開発、AI導入、リアーキテクチャ、リファクタリングプロジェクトまで幅広く携わる。
C, C++, C#, JavaScript, TypeScript, Go, Python, PHP, Java などに精通し、Vue.js, React, Angular, Flutterを活用した開発経験を持つ。
特にGoのシンプルさと高パフォーマンスを好み、マイクロサービス開発やリファクタリングに強みを持つ。
「レガシーと最新技術の橋渡し」をテーマに、エンジニアリングを通じて事業の成長を支えることに情熱を注いでいる。

株式会社APPSWINGBY CTO 川嶋秀一
動画系スタートアップや東証プライム上場企業のR&D部門を経て、2019年5月より株式会社APPSWINGBY 取締役兼CTO。
Webシステム開発からアプリ開発、AI導入、リアーキテクチャ、リファクタリングプロジェクトまで幅広く携わる。
C, C++, C#, JavaScript, TypeScript, Go, Python, PHP, Java などに精通し、Vue.js, React, Angular, Flutterを活用した開発経験を持つ。
特にGoのシンプルさと高パフォーマンスを好み、マイクロサービス開発やリファクタリングに強みを持つ。
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