サブルーチンとは

サブルーチンとは、コンピュータプログラムにおいて、特定の処理をひとまとめにした命令群のことです。プログラムの中で何度も実行される処理や、複雑な処理をサブルーチンとして定義することで、プログラム全体の構造を整理し、可読性や保守性を向上させることができます。

サブルーチンは、メインルーチン(主となるプログラム)から呼び出され、処理を実行した後、メインルーチンに処理結果を返すことができます。

サブルーチンは、プログラミング言語によって、関数、メソッド、プロシージャなどと呼ばれることもあります。

語源

サブルーチン(subroutine)は、英語の「sub」(下の、副の)と「routine」(定常処理)を組み合わせた言葉です。つまり、「主となる定常処理(メインルーチン)の下に位置する定常処理」という意味になります。

2. サブルーチンの具体例

サブルーチンは、様々な処理をまとめるために利用されます。以下に具体的な例を紹介します。

  • 数学関数
    • 平方根を計算する
    • 三角関数を計算する
    • 乱数を生成する
  • 文字列処理
    • 文字列を結合する
    • 文字列を分割する
    • 文字列を検索する
  • 入出力処理
    • ファイルからデータを読み込む
    • ファイルにデータを書き込む
    • キーボードから入力を受け取る

3. サブルーチンと類似用語

サブルーチンと類似した用語として、関数、メソッド、プロシージャなどがあります。これらの用語は、プログラミング言語によって使い分けられますが、基本的な概念は同じです。

  • 関数
    • 数学的な関数のように、入力値に対して出力値を返すサブルーチン
  • メソッド
    • オブジェクト指向プログラミングにおいて、オブジェクトに紐づいたサブルーチン
  • プロシージャ
    • 処理手順をまとめたサブルーチン

4. サブルーチンを利用するメリット

サブルーチンを利用することで、プログラムの可読性、保守性、再利用性を向上させることができます。

  • プログラムの可読性向上
    • 複雑な処理をサブルーチンとして分割することで、プログラム全体の構造が分かりやすくなります。
  • プログラムの保守性向上
    • 同じ処理を複数の箇所に記述する代わりに、サブルーチンとしてまとめることで、修正時の手間を減らすことができます。
  • プログラムの再利用性向上
    • 作成したサブルーチンを他のプログラムでも利用することで、開発効率を向上させることができます。

サブルーチンは、プログラムの構造を整理し、可読性、保守性、再利用性を向上させるための重要な概念です。プログラミングを行う上で、サブルーチンを適切に利用することは、効率的で高品質なプログラムを作成するために不可欠です。

関連用語

ストアドプロシージャ | 今更聞けないIT用語集
エクストリーム・プログラミング(XP) | 今更聞けないIT用語集
ソフトウェアエンジニアリング

お問い合わせ

システム開発・アプリ開発に関するご相談がございましたら、APPSWINGBYまでお気軽にご連絡ください。

APPSWINGBYの

ソリューション

APPSWINGBYのセキュリティサービスについて、詳しくは以下のメニューからお進みください。

システム開発

既存事業のDXによる新規開発、既存業務システムの引継ぎ・機能追加、表計算ソフトによる管理からの卒業等々、様々なWebシステムの開発を行っています。

iOS/Androidアプリ開発

既存事業のDXによるアプリの新規開発から既存アプリの改修・機能追加まで様々なアプリ開発における様々な課題・問題を解決しています。


リファクタリング

他のベンダーが開発したウェブサービスやアプリの不具合改修やソースコードの最適化、また、クラウド移行によってランニングコストが大幅にあがってしまったシステムのリアーキテクチャなどの行っています。