BtoBアプリ開発で絶対に外せない5つの視点
今回は、BtoBアプリ開発で絶対に外せない5つの視点というテーマで、BtoBアプリ開発で絶対に欠かせない5つの視点についてご紹介します。
企業がBtoBアプリを開発する際、単に機能要件を満たすだけでは不十分だということは実はあまり知られていません。アプリが本来の目的を果たし、持続的に業務に活用されるためには、さまざまな視点から慎重に検討し、要件を明確にする必要があります。ではさっそくBtoBアプリ開発で絶対に欠かせない5つの視点についてご紹介します。
1. ユーザー目線での利便性追求
BtoBアプリは、業務の効率化やサービス向上を目的に導入されますが、結局のところ、アプリを使うのは人間です。そのため、ユーザーにとって使いやすく、業務に馴染む利便性の高いアプリでなければ本来の目的は達成できません。開発段階から、実際の業務シーンやユーザーの声に耳を傾け、利便性を追求することが何より重要です。
2. 使いやすいUIデザイン設計
利便性の高いアプリを実現するうえで、UIデザインは極めて重要な要素です。アプリの機能がいくら優れていても、UIが分かりにくければユーザーに活用されません。
見やすく操作性の良いUIデザインこそが、アプリの浸透と継続的な活用につながります。
UIデザインには十分なリソースを割き、プロトタイプの開発やリリース後のバージョンアップなどを繰り返すことでユーザビリティとアプリの価値向上を向上させます。
3. データ活用とアナリティクス連携
BtoBアプリには、業務データを適切に収集・分析し、新たな知見を引き出す機能が求められます。組織の意思決定を支援したり、新たなビジネスチャンスを切り拓くためにも、アプリはデータ活用基盤と連携できることが不可欠です。アナリティクス機能の組み込みや、AIやビッグデータとの連携など、データ活用の視点を開発要件に盛り込むことが重要になります。
4. 堅牢なセキュリティ対策
BtoBアプリが扱う企業データや顧客情報は、重要な経営資源です。外部からの不正アクセスや内部からの情報漏えいなどのリスクに備え、強固なセキュリティ対策を施すことは必須です。アプリ開発では、認証機能、データ暗号化、アクセス制御など、多層的なセキュリティ要件を組み込む必要があります。こうした対策なくしては、高いリスクを負うことになります。
5. 運用保守体制の確立
アプリをリリースしただけでは終わりではありません。継続的なアプリの改善や拡張、バグフィックスなど、運用保守の体制を確立しておくことが大切です。そのためには、アプリのソースコードや各種資産の引き渡し、開発者やサポート担当者の確保など、きめ細かい準備が求められます。外部ベンダーと継続的な契約を結ぶか、内製でチームを立ち上げるかは、事業方針に合わせて適切に判断する必要があります。
まとめ
このように、BtoBアプリ開発において、利便性、UIデザイン、データ活用、セキュリティ、そして運用保守など、多角的な視点が必要不可欠です。要件を明確化し、十分な検討を重ねることで、アプリが本当に企業に役立つ存在となることができます。各視点への配慮を欠かさないことが、プロジェクトの成功の鍵となるでしょう。
この記事を書いた人
株式会社APPSWINGBY マーケティング
APPSWINGBY(アップスイングバイ)は、アプリケーション開発事業を通して、お客様のビジネスの加速に貢献することを目指すITソリューションを提供する会社です。
ご支援業種
情報・通信、医療、製造、金融(銀行・証券・保険・決済)、メディア、流通・EC・運輸 など多数
監修
株式会社APPSWINGBY
CTO 川嶋秀一
動画系スタートアップ、東証プライム R&D部門を経験した後に2019年5月に株式会社APPSWINGBY 取締役兼CTOに就任。
Webシステム開発からアプリ開発、AI、リアーキテクチャ、リファクタリングプロジェクトを担当。C,C++,C#,JavaScript,TypeScript,Go,Python,PHP,Vue.js,React,Angular,Flutter,Ember,Backboneを中心に開発。お気に入りはGo。