マイクロラーニングを活用した研修プログラム設計のステップ

マイクロラーニングを活用した研修プログラム設計のステップ

今回は、エドテック業界の最新技術を解説した「最新技術をスピーディに習得!マイクロラーニングを活用した研修プログラム設計」記事の続きです。マイクロラーニングを活用した研修プログラム設計のステップ例について解説していきます。

では、さっそくはじめていきましょう!

マイクロラーニングを効果的に開発部門の研修プログラムに組み込むためには、計画的な設計が不可欠です。この記事では、マイクロラーニングを効果的に組み込むための具体的なステップ例を解説します。 ※以下は、あくまで一例ですので、自社に導入する際には、各々の企業が重視する”組織・部門の目的”や”規模感”、”企業文化”等についてカスタマイズしてください。

1. 明確な学習目標の設定とコンテンツの細分化

まず、研修プログラム全体の目標と、各マイクロラーニングコンテンツの具体的な学習目標を明確に定義します。例えば、「〇〇クラウドサービスの基本的なAPI連携を理解し、実装できる」といった具体的な目標を設定します。

次に、その目標を達成するために必要な知識やスキルを細かく分解し、それぞれが5分から15分程度で学習できる粒度のコンテンツとして設計します。

2. 多様なコンテンツ形式の採用とインタラクティブ性の重視

マイクロラーニングのコンテンツ形式は、動画短い記事インフォグラフィックスクイズインタラクティブなシミュレーションなど、多岐にわたります。

学習者の興味を引きつけ、飽きさせないためには、これらの多様な形式を効果的に組み合わせることが重要です。特に、開発部門においては、実際にコードを書いて試せるインタラクティブな演習や、デバッグのシミュレーションなどは、深い理解を促す上で有効です!

ひとつ例をあげておきますと、「新しいAPIの学習 」というテーマであれば、APIの呼び出し方を解説する短い動画と、実際にAPIを試せるオンラインのエディタを組み合わせることで、理論と実践を効率的に結びつけることができます。

3. 学習者の進捗管理とフィードバックの仕組み

マイクロラーニングの効果を最大化するためには、学習者の進捗状況を把握し、適切なフィードバックを提供することが重要です。

学習管理システム(LMS)などを活用し、各コンテンツの完了状況やクイズの成績などを可視化することで、学習者は自身の進捗を把握し、モチベーションを維持できます。

また、定期的なアンケートやフィードバックの機会を設けることで、研修プログラムの改善に繋げることが可能です。

4. 最新技術への迅速な対応とコンテンツの継続的なアップデート

技術は常に進化しているため、マイクロラーニングのコンテンツも定期的に見直し、最新の情報にアップデートする必要があります。

新しい技術やベストプラクティスが登場した際には、速やかにコンテンツを改訂し、学習者が常に最新の知識を習得できるように努めることが重要です。

例えば、クラウドサービスのアップデート情報や、新しいセキュリティ脆弱性に関する情報は、速やかにマイクロラーニングのコンテンツに反映させる必要がありますので、教育を進める側での人的リソースの調整や人員の配置について検討する必要があります。

本当でしたら、人的リソースによる作業は、できる限りAIに任せたいところではあるのですが、、、是非、APPSWINGBYまでご依頼ください(^^)/

マイクロラーニング導入における注意点と成功の鍵

マイクロラーニング導入における注意点と成功の鍵

マイクロラーニングは非常に有効な研修手法ですが、導入にあたってはいくつかの注意点があります。

1. コンテンツの質の確保と専門家の関与

短時間で効果的な学習を実現するためには、質の高いコンテンツが不可欠です。単に情報を短くまとめるだけでなく、学習目標に沿って、正確かつ分かりやすく情報を整理し、魅力的な形式で提供する必要があります。そのため、コンテンツの作成には、 subject matter expert(SME:専門分野の知識や経験が豊富な専門家)の協力が不可欠です。

2. 学習者のモチベーション維持と学習文化の醸成

マイクロラーニングは自律的な学習が基本となるため、学習者のモチベーション維持が重要です。進捗状況の可視化、バッジやポイントなどのゲーミフィケーション要素の導入、学習成果の共有などを通じて、学習意欲を高める工夫が必要です。また、チーム内での学習を推奨し、互いに教え合う文化を醸成することも重要です。

3. テクノロジーの適切な活用とLMSの選定

マイクロラーニングを効果的に運用するためには、適切なテクノロジーの活用が不可欠です。学習管理システム(LMS)を選定する際には、コンテンツの配信・管理機能だけでなく、進捗管理、コミュニケーション機能、モバイル対応などを考慮する必要があります。

長くなりそうですので、今回はこのあたりで終わりにしておきます^^;

AIとEdTechの知見を深く融合させつつ、最先端テクノロジーを駆使した学習管理システム(LMS)の開発についてのお見積もり・ご提案依頼などありましたら、是非、APPSWINGBYまでご相談ください。貴社の課題、目標、組織文化、研修ニーズを詳しくヒアリングし、最適な機能、デザイン、ユーザーエクスペリエンスをご提案します。
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この記事を書いた人
株式会社APPSWINGBY
株式会社APPSWINGBY マーケティング

APPSWINGBY(アップスイングバイ)は、アプリケーション開発事業を通して、お客様のビジネスの加速に貢献することを目指すITソリューションを提供する会社です。

ご支援業種

情報・通信、医療、製造、金融(銀行・証券・保険・決済)、メディア、流通・EC・運輸 など多数

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監修
APPSWINGBY CTO川嶋秀一
株式会社APPSWINGBY  CTO 川嶋秀一

動画系スタートアップ、東証プライム R&D部門を経験した後に2019年5月に株式会社APPSWINGBY 取締役兼CTOに就任。
Webシステム開発からアプリ開発、AI、リアーキテクチャ、リファクタリングプロジェクトを担当。C,C++,C#,JavaScript,TypeScript,Go,Python,PHP,Vue.js,React,Angular,Flutter,Ember,Backboneを中心に開発。お気に入りはGo。

APPSWINGBY CTO川嶋秀一
株式会社APPSWINGBY  CTO 川嶋秀一

動画系スタートアップ、東証プライム R&D部門を経験した後に2019年5月に株式会社APPSWINGBY 取締役兼CTOに就任。
Webシステム開発からアプリ開発、AI、リアーキテクチャ、リファクタリングプロジェクトを担当。C,C++,C#,JavaScript,TypeScript,Go,Python,PHP,Vue.js,React,Angular,Flutter,Ember,Backboneを中心に開発。お気に入りはGo。