AI資格おすすめベスト5!AI時代を生き抜くためのAI資格を解説

前回は「AI資格が管理職の新たなスタンダードに?昇格要件導入の裏側と企業が目指す未来像」というタイトルで、三菱商事がAIの資格取得を管理者要件にした背景から今後企業で求められるだろうスキルについてご紹介しました。今回は、AIの資格がどんなものがあるのかについてのご紹介です。
- 1. 振り返り。管理職の昇格要件にAI資格を導入する背景
- 2. おすすめAI資格 その1. G検定(ジェネラリスト検定)
- 2.1.1.1.1. G検定まとめ
- 3. おすすめAI資格 その2. E資格(エンジニア資格)
- 3.1.1.1.1. E資格まとめ
- 4. おすすめAI資格 その3. Pythonエンジニア認定試験(データ分析試験)
- 4.1.1.1.1. Pythonエンジニア認定試験(データ分析試験)まとめ
- 5. おすすめAI資格 その4. 統計検定
- 5.1.1.1.1. 統計検定まとめ
- 6. おすすめAI資格 その5. 基本情報技術者試験/応用情報技術者試験
- 6.1.1.1.1. 基本情報技術者試験/応用情報技術者試験まとめ
振り返り。管理職の昇格要件にAI資格を導入する背景
前回の記事「AI資格が管理職の新たなスタンダードに?昇格要件導入の裏側と企業が目指す未来像」で詳しく書いていますが、企業が従業員に求めるスキル背景をざっくりとまとめると以下の通りです。
- データドリブンな意思決定の推進: 現代のビジネス環境では、大量のデータが日々生成されています。AI資格を持つ人材を増やすことで、これらのデータを適切に分析し、客観的な根拠に基づいた意思決定を迅速に行えるようにすることが期待されます。勘や経験に頼るのではなく、データという裏付けのある情報に基づいて判断することで、より効果的な経営や業務運営が可能になるでしょう。
- 業務効率化と自動化の推進: AI技術は、定型的な業務を自動化したり、複雑なタスクを効率化したりする上で非常に有効です。AI資格を持つ社員が増えることで、各部署や業務プロセスにおいてAIを活用した改善提案やシステム導入が促進され、大幅な労働時間の削減やコスト削減につながる可能性があります。
- 新たなビジネスモデルや価値創造への対応: AI技術は日進月歩で進化しており、新しいビジネスモデルやサービスが次々と生まれています。AIに関する知識やスキルを持つ人材を育成することで、これらの新しい技術を積極的に取り込み、既存のビジネスの変革や新たな価値創造につなげようという意図が考えられます。
- 企業全体のAIリテラシー向上: 一部の専門家だけでなく、管理職を含む多くの社員がAIの基本的な知識や活用方法を身につけることで、組織全体のAIリテラシーが向上します。これにより、AI導入プロジェクトがスムーズに進みやすくなったり、AIを活用した新しいアイデアが生まれやすくなったりする効果も期待できるでしょう。
- 競争優位性の確立: グローバルな競争が激化する中で、AIを効果的に活用できる企業は競争において優位に立つことができます。三菱商事は、AI人材の育成を積極的に進めることで、他社に先駆けてAIを活用したビジネスを展開し、持続的な成長を目指しているのではないでしょうか。
せっかく資格を取得するのであれば、企業が求めるAI活用スキルにマッチした資格がベストです。それぞれの資格の特徴や目的などの要点をおさえつつ、まとめてみました。では、さっそくAI資格をみてみましょう。
おすすめAI資格 その1. G検定(ジェネラリスト検定)
G検定(ジェネラリスト検定)は、一般社団法人日本ディープラーニング協会(JDLA)が主催する、AI・ディープラーニングの基礎知識を有し、適切な活用方針を決定して事業応用する能力を持つ人材を育成・認定するための資格試験です。
技術的な知識だけでなく、AIのビジネス活用や倫理・法律といった社会実装に必要な幅広い知識が問われる点が特徴です。
G検定まとめ
- 主催: 一般社団法人日本ディープラーニング協会(JDLA)
- 対象: AIの基礎知識や最新動向、ビジネス活用に関する幅広い知識を身につけたい方
- 特徴:
- AIの倫理や法律、社会実装に関する内容も含まれており、AIを社会全体の中で捉える視点を養えます。
- エンジニアだけでなく、企画・営業など様々な職種の方におすすめです。
- 比較的に取得しやすい資格であり、AI入門として最適です。
- おすすめポイント: 幅広い知識を体系的に学べるため、AIに関する共通認識を持つための第一歩として最適です。
G検定 公式ページ:一般社団法人日本ディープラーニング協会 G検定とは ※外部リンク
おすすめAI資格 その2. E資格(エンジニア資格)
E資格(エンジニア資格)は、一般社団法人日本ディープラーニング協会(JDLA)が主催する、ディープラーニングの理論を深く理解し、適切な手法を選択して実装する能力を持つエンジニアを育成・認定するための資格試験です。
G検定がAIのビジネス活用を中心としたジェネラリスト向けの資格であるのに対し、E資格はより技術に特化した、AIエンジニアやデータサイエンティストを目指す方にとって重要な資格と言えます。
E資格まとめ
- 主催: 一般社団法人日本ディープラーニング協会(JDLA)
- 対象: 深層学習(ディープラーニング)の理論を理解し、適切な実装や応用ができるエンジニアを目指す方
- 特徴:
- G検定よりも専門的な知識が問われ、機械学習や深層学習の数学的な基礎や実装能力が評価されます。
- JDLA認定の講座を修了していることが受験資格の一つです。
- AIエンジニアとしてのスキルを証明するのに役立ちます。
- おすすめポイント: 高度なAI技術を習得し、実際に開発に携わりたいエンジニアにとって必須の資格と言えるでしょう。
E資格 公式ページ:一般社団法人日本ディープラーニング協会 E資格とは ※外部リンク
おすすめAI資格 その3. Pythonエンジニア認定試験(データ分析試験)
Pythonエンジニア認定試験(データ分析試験)は、一般社団法人Pythonエンジニア育成推進協会が実施するPythonを用いたデータ分析の知識とスキルを認定する資格試験です。AI開発においても主要なプログラミング言語であるPythonの特にデータ分析に特化した能力を証明することを目的としています。
Pythonエンジニア認定試験(データ分析試験)まとめ
- 主催: 一般社団法人Pythonエンジニア育成推進協会
- 対象: Pythonを用いたデータ分析のスキルを証明したい方
- 特徴:
- Pythonの基礎知識に加え、データ分析に必要なライブラリ(Pandas, NumPy, Matplotlibなど)の知識や活用能力が問われます。
- AI開発においてもPythonは主要なプログラミング言語であるため、AI関連の仕事を目指す方にも役立ちます。
- おすすめポイント: 実務でデータ分析を行う上で非常に役立つスキルを証明でき、AI開発の基礎としても重要です。
Pythonエンジニア認定試験 公式ページ:一般社団法人Pythonエンジニア育成推進協会 データ分析試験 ※外部リンク
おすすめAI資格 その4. 統計検定
統計検定は、一般財団法人統計質保証推進協会が実施する統計に関する知識や活用力を評価するための全国統一試験です。データに基づいて客観的に判断し、科学的に問題を解決する能力は、ビジネスパーソンだけでなく、研究者や学生にとっても必須のスキルとなっています。
統計検定は、その能力を客観的に評価する指標として広く認知されています。
統計検定まとめ
- 主催: 一般財団法人統計質保証推進協会
- 対象: 統計学の知識や活用能力を評価する資格
- 特徴:
- データ分析の基礎となる統計学の知識を体系的に学べます。
- 様々なレベルの試験があり、自分のスキルに合わせてステップアップできます。
- AIや機械学習の理論を深く理解する上で、統計学の知識は不可欠です。
- おすすめポイント: データ分析や機械学習の理論的背景をしっかりと理解したい方におすすめです。
統計検定 公式ページ: 一般財団法人統計質保証推進協会 統計検定について※外部リンク
おすすめAI資格 その5. 基本情報技術者試験/応用情報技術者試験
基本情報技術者試験と応用情報技術者試験は、独立行政法人情報処理推進機構(IPA)が実施する国家資格であり、ITエンジニアを目指す方や、ITを活用する全ての方にとって、基礎的かつ重要な知識・技能を証明する資格です。
基本情報技術者試験/応用情報技術者試験まとめ
- 主催: 独立行政法人情報処理推進機構(IPA)
- 対象: ITに関する幅広い知識・技能を評価する国家資格
- 特徴:
- AIに特化した資格ではありませんが、情報技術の基礎を体系的に学べます。
- アルゴリズムやプログラミング、データベースなど、AI開発に必要な基礎知識を習得できます。
- 国家資格であるため、一定の信頼性があります。
- おすすめポイント: ITエンジニアとしての基礎力を高めたい方や、幅広い視野でAI技術を理解したい方におすすめです。
基本情報技術者試験 公式ページ: IPA 基本情報技術者試験 ※外部リンク
応用情報技術者試験 公式ページ: IPA 応用情報技術者試験 ※外部リンク
基本情報技術者試験と応用情報技術者試験は、ITエンジニアとしてのキャリアを築く上で非常に重要な資格です。自身のレベルや目標に合わせて、計画的に学習を進めてください。
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この記事を書いた人

株式会社APPSWINGBY マーケティング
APPSWINGBY(アップスイングバイ)は、アプリケーション開発事業を通して、お客様のビジネスの加速に貢献することを目指すITソリューションを提供する会社です。
ご支援業種
情報・通信、医療、製造、金融(銀行・証券・保険・決済)、メディア、流通・EC・運輸 など多数

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監修

株式会社APPSWINGBY CTO 川嶋秀一
動画系スタートアップ、東証プライム R&D部門を経験した後に2019年5月に株式会社APPSWINGBY 取締役兼CTOに就任。
Webシステム開発からアプリ開発、AI、リアーキテクチャ、リファクタリングプロジェクトを担当。C,C++,C#,JavaScript,TypeScript,Go,Python,PHP,Vue.js,React,Angular,Flutter,Ember,Backboneを中心に開発。お気に入りはGo。

株式会社APPSWINGBY CTO 川嶋秀一
動画系スタートアップ、東証プライム R&D部門を経験した後に2019年5月に株式会社APPSWINGBY 取締役兼CTOに就任。
Webシステム開発からアプリ開発、AI、リアーキテクチャ、リファクタリングプロジェクトを担当。C,C++,C#,JavaScript,TypeScript,Go,Python,PHP,Vue.js,React,Angular,Flutter,Ember,Backboneを中心に開発。お気に入りはGo。