COVID-19がもたらしたニューノーマルな時代

New normal era brought about by COVID-19

アフターコロナを見据え、


加速する企業のDX

私たちは今、かつて経験したことのない変化に直面しています。2020年4月16日に政府が特別措置法に基づく緊急事態宣言を全都道府県に拡大し、外出自粛要請を行った結果、新型コロナウイルス感染拡大防止を前提とした「新しい生活様式」を政府や自治体から繰り返し求められ、企業ではテレワークが急速に普及することになりました。緊急事態宣言から半年以上過ぎた2020年11月の今も尚、感染拡大の勢いは収まる気配はありません。「もはやコロナ渦前の世界に戻ることはない」と言われている昨今、企業のDX(digital transformation)は急務の課題となり、負の遺産とつつあるコロナ渦以前の多くの事業モデルを断ち切る構造改革と新しい領域への戦略的投資が企業の存続と成長に必要不可欠となりました。

今、企業はニューノーマルな時代において、新しい生活様式、新しい働き方を前提としたトレンドの変化に素早く対応することができ耐久力ある事業が喫緊に必要とされ、様々な形態の企業がニューノーマルな時代に適応したビジネスを模索しています。

ニューノーマルとは

ニューノーマル(英 New Normal)とは、ビジネスや経済学において2007年から2008年に起きた世界金融危機や2008年から12年まで続いた大景気後退後の金融上の状態を表した言葉でしたが、コロナ渦以降は、世界的なコロナウイルス蔓延後の新しい生活様式を指す言葉として使われています。「新たな常態」「新たな常識」「新しい正常」などと訳される「ニューノーマル」ですが、コロナ渦以前と同じ生活に戻ることができない私達ビジネスパーソンにとって、ニューノーマルな時代を想定した新しいビジネスの創出が現実問題として求められています。

ポストコロナ ニューノーマルとは

COVID-19が日本国内でも爆発的な感染拡大をみせ、緊急事態宣言の発令、第二波・第三波の到来が消費者の購買行動を変化させました。多くの人々が百貨店や路面店でのショッピングからネットショッピングへの購買の機会を増やたことが代表的な例としてあげられますが、商取引や社内業務においても、オンラインへの急速な移行が様々な業界で見ることができました。

ニューノーマル時代のDX

DX in the new normal era

デジタルトランス


フォーメーション

DXとは、デジタルトランスフォーメーションの略語(Xは、”Trans:交差する”という意味からXと表現したもの)で、「ITの浸透が、人々の生活をあらゆる面でより良い方向に変化させる」という概念で、2004年にスウェーデンのウメオ大学のエリック・ストルターマン教授が提唱したとされ、新型コロナ感染拡大以前の世界では、盛んにDX(デジタルトランスフォーメーション)という言葉が叫ばれ続けました。ビジネス上の解釈は多岐にわたるものの概ね企業や政府・自治体がITテクノロジーを利用し、既存事業をITサービスとの連携や融合を行うことにより、より高品質で便利なユーザー体験を実現するものとし、世界各地でDXに向けた取り組みが行われています。

ウイルスを前提とした社会

ウィルス感染対策を前提とした社会が構築されていく場合、対面を前提としたビジネスの機会は必然的に機会が減っていき、オンラインによるビジネスへとその姿を変えていきます。例えば、訪問型の営業はインターネット越しのインサイドセールスへと形を変え、展示会形式のイベント会場で行われてきたリード(見込み客)の獲得は、ウェビナーに移行していく傾向が既に出てきています。

オンラインでビジネス活動を行った場合とレガシーなビジネススタイルを比較した場合、「移動の時間」「移動のコスト」「ファシリティコスト」「時間調整の為の時間潰し」等の無駄されてきた時間とコストの消費を削減することが可能であるために、合理的な経営判断としてビジネスの形が「デジタルであること」を前提した形態に切り替わっていることいくでしょう。

オンラインのメリット

オンラインですべてのビジネスが簡潔することで、「人的コスト」「ヒューマンミス」「業務時間」等の削減が見込まれます。「デジタルの中でビジネスが簡潔する」ビジネスが高い生産性を実現することから、多くのビジネスユーザーが“オンラインで完結することができるビジネス”に積極的に移行することになります。

物理的なモノで構成されたビジネスは、急激な変化に対応することが非常に難しいものです。コロナ渦で急激にデジタル化していく世界において、日々変わっていく世の中の趨勢は、「変化」が日常茶飯事的な出来事となり、人々に浸透し、拡がりを続けています。そのような世の中において、変化に強いビジネスを構築することはビジネスにおける最重要課題となっています。既存事業によるビジネスを堅守しつつ、時代の変化に対応する為の投資は「フィジカルへの投資は必要最低限に絞り、変化に強い無形資産への投資を拡大させることがニューノーマル時代の前提のひとつとして考えられています。

変化に強く、レジリエンスなウェブシステム

日々、変化する顧客のニーズに対応する為、変化に強い高速サービス開発環境を備え、自動化されたテストを適宜繰り返し、回復力に優れたレジリエンスなWebシステムをつくりあげることが求められています。変化に強い高速サービス開発を実現する為には、これまで一つの大きな塊として開発が行われきたソフトウエアをリアーキテクチャし、開発の範囲を小さくし開発期間を短くし、短期間でリリースする必要があります。また、これまで大量の人の手によって長い時間をかけて行われてきた様々なテストの工程をソフトウエア化し、自動化することで、テストに係る時間を大幅に削減すると共にコストを大きく削減します。

このような取り組みによって削減することができた「時間」と「予算」を「アプリケーション開発」や「データ分析」に振り向けることで良い高品質なサービスの提供と事業貢献を実現する取り組みに投資することで好循環を生み出すサイクルをつくりだします。レジリエンスなシステムに「時間」と「予算」を振り向けることもできるでしょう。レジリエンスなシステムとは、高い可用性と耐久性を備えたシステムのことです。つまり、障害発生時にも許容可能なレベルのサービスを維持することができる危機に強いシステムのことを意味しています。データセンターなどに配置されるオンプレミスシステムでは、イニシャルコストがかかり過ぎる為、レジリエンスなシステムにはパブリッククラウドサービスを活用することがベストプラクティスとなります。

DX points

オンプレミス型のシステムから、
クラウドネイティブ型のシステムへの移行
テクノロジーを使ったユーザー体験
(UX:ユーザーエクスペリエンス)価値を
重視したデザイン
オンプレミスを前提とした業務から
オンライン完結型の業務への移行
高速開発、データ収集/分析、データドリブンを
ひとつのフローとしたデータ活用

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