CSRF(クロスサイトリクエストフォージェリ)

CSRFとは、Webアプリケーションの脆弱性を悪用し、ユーザーが意図しない操作(リクエスト)をWebサイト上で実行させてしまう攻撃です。

攻撃者は、ユーザーがログインしているWebサイトに対して、不正なリクエストを送信させ、ユーザーのアカウント情報を変更したり、個人情報を盗み取ったり、意図しない決済を行わせたりすることが可能になります。

CSRF(クロスサイトリクエストフォージェリ)の仕組み

CSRF攻撃は、主に以下の手順で実行されます。

  1. 攻撃者は、ユーザーがログインしているWebサイトに対して、不正なリクエストを仕込んだWebページやメールを作成します。
  2. ユーザーがそのWebページを閲覧したり、メール内のリンクをクリックしたりすると、不正なリクエストがWebサイトに送信されます。
  3. Webサイトは、ユーザーがログインしている状態であるため、不正なリクエストを正当なものとして処理してしまいます。

CSRF(クロスサイトリクエストフォージェリ)による被害

CSRF攻撃によって、以下のような被害が発生する可能性があります。

  • アカウント情報の変更: ユーザーのパスワードやメールアドレスなどを変更され、アカウントを乗っ取られる。
  • 個人情報の漏洩: ユーザーの氏名、住所、クレジットカード情報などの個人情報を盗み取られる。
  • 意図しない決済: ユーザーが意図しない商品を購入させられたり、サービスに加入させられたりする。
  • 掲示板やSNSへの書き込み: ユーザーになりすまして、掲示板やSNSに不適切な内容を書き込まれる。

CSRF(クロスサイトリクエストフォージェリ)対策

CSRF攻撃を防ぐためには、Webアプリケーション側での対策と、ユーザー側の対策の両方が重要です。

Webアプリケーション側の対策

  • トークン(CSRFトークン)の発行:
    • Webサイトは、リクエストごとにランダムなトークンを発行し、セッションに保存します。
    • フォームから送信されるリクエストには、このトークンを含めるようにします。
    • Webサイトは、リクエストに含まれるトークンとセッションに保存されているトークンを照合し、一致する場合のみリクエストを処理します。
  • リクエストメソッドの確認:
    • Webサイトは、GETリクエストではなく、POSTリクエストを使用するようにします。
    • POSTリクエストの場合でも、リクエストヘッダーのOriginやRefererを確認し、不正なリクエストでないことを確認します。
  • CookieのHttpOnly属性の設定:
    • CookieにHttpOnly属性を設定することで、JavaScriptからCookieへのアクセスを禁止し、Cookieを盗まれるリスクを軽減します。

ユーザー側の対策

  • 不審なWebサイトやメールにアクセスしない:
    • 出典不明なWebサイトやメールに記載されたリンクはクリックしないようにしましょう。
  • Webサイトからログアウトする:
    • Webサイトの利用後は、必ずログアウトするようにしましょう。
  • ブラウザのセキュリティ設定を確認する:
    • ブラウザのセキュリティ設定を見直し、CookieやJavaScriptの設定を適切に行いましょう。
  • セキュリティソフトを導入する:
    • セキュリティソフトを導入し、常に最新の状態に保つようにしましょう。

お問い合わせ

CSRF攻撃は、Webアプリケーションの脆弱性を悪用した巧妙な攻撃であり、ユーザーに深刻な被害をもたらす可能性があります。Webアプリケーション開発者は、トークン発行などの対策を適切に行い、ユーザーもセキュリティ意識を高めることで、CSRF攻撃による被害を未然に防ぐことが重要です。

関連用語

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